
こんにちは!
このブログでは、50代のおじさんサラリーマンが脱サラして農業を目指すリアルな奮闘記をお届けします。
長年、都内のケミカルメーカーで働いてきた私ですが、40代に入ってからふと考えるようになりました。
「このまま定年まで同じ仕事を続けていいのだろうか?」
毎朝、満員電車に揺られ、会社ではルーチン業務の繰り返し。気づけば時間だけが過ぎていく日々に、モヤモヤが募っていきました。
そんなある日、たまたまテレビで観た農業特集。
画面の向こうでは、農家の方々が生き生きと働いている姿が映し出されていて、その姿に心を奪われました。
「これだ。こんな生き方をしてみたい」
そう強く思った瞬間でした。
農業とメーカーの仕事は、どちらも“ものづくり”という点で共通しており、どこか親しみも感じました。
さらに、サラリーマンにはない「時間に縛られない働き方」や「定年がない」という魅力も大きかったです。
まずは週末農業から。リスクを抑えた第一歩
とはいえ、会社をいきなり辞めて農業へ飛び込むのは、正直リスクが大きすぎます。
家庭菜園すらやったことのない自分が、どうやって農業を始めればいいのか──。
そんな中、ネットや就農フェアで調べているうちに「週末農業スクール」の存在を知りました。
説明会に参加すると、なんと年間で約50万円の費用がかかると聞いて、一瞬たじろぎました。
でも、「人生を変えたい」という気持ちが日に日に大きくなり、数日悩んだ末に申し込みを決意。
会社員として働きながら学べる環境は、金銭的にも精神的にも大きな支えになりました。
スクールでは、会社員、定年退職された方、主婦、すでに農家を営んでいる方など、さまざまなバックグラウンドの人たちと出会えました。
年齢も職業も違う仲間たちと、土作りから播種、育苗、収穫まで一通り学び、「野菜づくりって、面白い!」と感じるようになりました。
市民農園で家庭菜園デビュー
スクールで学んだ知識を活かしたくて、市民農園で100平米の区画を借り、家庭菜園をスタート。
スイートコーンや枝豆の収穫は感動モノで、朝採れの味は格別!スイートコーンは生で食べると、ほぼフルーツです!
どんどん農作業にハマっていきました。
中でも、イチゴやスイカは家族や友人にとても喜ばれ、自分が作ったもので人が笑顔になる喜びを実感。
それをきっかけに、徐々に「果物」に魅力を感じるようになっていきました。
目指すは果樹農家!人に喜ばれる作物を
野菜づくりは楽しいですが、単価が安いため、農家で生計を立てるとなると、ある程度の規模がないと難しい現実も見えてきました。
一方、果物は単価が高く、イチゴ、ブドウ、イチジク、ブルーベリーなどはギフト需要もあり、「人に喜ばれる作物」として魅力的です。
ただし、果樹は育成に時間がかかるうえ、ハウスや棚などの設備も必要になるため、ハードルは高め。
それでも、やっぱり“人に喜ばれる農業”がしたい──。
そんな思いが強くなり、果樹農家への道を模索し始めました。
いずれは、観光農園を開いたり、自分で育てた果物を使ってジャムやジュースなどの加工品を販売したりと、夢はどんどん膨らんでいます。
さいごに
まだスタートラインに立ったばかりの自分ですが、このブログを通して、同じように「第二の人生」を考えている方の参考になればうれしいです。
これからも、リアルな体験と失敗も含めて、包み隠さず綴っていきたいと思います。
夢に向かって、一歩ずつ前進していきたいと思います!